「食いつきがいい」「うちの子はこれがお気に入り」という口コミがアマゾンや楽天で目立つキャットフード、「コンボ」。入手もしやすく、食べさせている飼い主さんもいます。
けれども原材料の表記には多くの不安になる点があります。あまり猫に与えたくないものが目立ちます。猫の健康に配慮して、原材料や添加物を気にしている飼い主さんたちからはあまり評価されていません。
コンボのキャットフードの特徴
とにかく食いつきがいいと評判です。猫にとって美味しいのか、「これしか食べない」という子も口コミを見ていると目立ちます。
小袋に分かれているのも飼い主としてはありがたいことです。キャットフードに限らずあらゆる食品は空気に触れないように保存しなければなりません。あまり空気に触れてしまうと酸化し、品質が落ちてしまいます。
コンボのキャットフードは小袋に分かれているのでいつも新鮮な状態で与えることができます。
コンボの原材料で気になるもの
原材料の表記の先頭に「とうもろこし」と書かれているところが気になります。とうもろこしは猫にとってあまりいい食材ではありません。消化しにくく、アレルギーの原因にもなります。
先頭に書かれているということは、それだけ含有量が多いということ。コンボのキャットフードの主原料はとうもろこしであることが予想されます。
もともと肉食動物であった猫にとって、最も重要になってくるのは動物性のたんぱく質です。そのたんぱく質の原料となる肉や魚が先頭に来ていないので、毎回の食事でしっかりたんぱく質を摂れない恐れがあります。
そしてその猫にとって必要な動物性たんぱく質の原料となる原材料ですが、表記を見ると「ミートミール」や「フィッシュミール」と書かれています。「ミール」とは食用の動物の雑多な部分をごちゃ混ぜにして加工した食品です。「ミール」という書き方では何を使っているのか分かりません。
もしかしたら食用にするには向かない肉が含まれているかもしれません。「チキンミール」と書かれている場合鶏のトサカや足、くちばしなどが含まれていることがあります。そのようなものは猫の健康にとって何のメリットもありません。
「動物性油脂」という書き方もあいまいすぎます。どんな動物から採れたものが使われたのか分かりません。動物性油脂は酸化しやすく、製造過程で酸化防止剤を使用することがあります。
また、動物性油脂を使った食品には酸化防止剤の表記の義務がありません。もしかしたらコンボでは強力な酸化防止剤が使用されているかもしれません。
脱脂大豆には栄養素はほとんどありません。これは大豆から油を絞り出した残りかすです。ただのかさ増しの効果しかなく、猫にとっては不要です。
そして最も恐ろしいのは含まれている人工添加物の量です。使用量は数あるキャットフードの中でもトップクラス。人工に合成された添加物は猫の健康を害する可能性があります。
使用されている着色料の中には発がん性が確認されているものも。猫の体内に蓄積されて、がんを発症してしまうかもしれません。
そもそも猫は色で食べ物を見分けていません。人間から見て「美味しそうな色」をしていても、猫にとってはどうでもいいことです。着色料は本来必要のないもの。入っていることは望ましくありません。
コンボの口コミ
原材料に気になる点もありますが、食いつきに定評のあるコンボのキャットフード。消費者のみなさんはどのような感想なのか口コミを見てみましょう。
【良い口コミ】

食いつきが他のキャットフードと全然ちがいます。袋を開けると離れていても飛びついてくるし、食べるスピードも速い。うちの子はこれしか食べなくなりました。

とにかく美味しそうに食べます。あまりにも美味しそうに食べるからリピートしています。ただ、含まれている原材料は気になるから、他のキャットフードとローテーションしています。
【悪い口コミ】

原材料に不安で、買っていません。友達の家に行った際に置いてあってびっくりしました。うちの子にとても食べさせられるものではありません。

もっと猫の健康に配慮したキャットフードを作って欲しいです。日本のメーカーだから期待していたけど、この成分表示にはびっくりしています。

主原料が穀類……怖くて食べさせられません。うちの子は穀物アレルギーがあるから、食べさせるもの原材料には注意してきましたが……コンボはあげられない。
コンボの安全とは言えない原材料
猫にとって消化しにくくアレルギーの原因になるとうもろこしが主原料であったり、含まれている添加物の量などから、安全とはとても言えないキャットフードです。健康に配慮するのであれば与えない方がいいでしょう。
原材料を調べると、猫に与えたくないものが目立ちます。添加物など含まれているものが気になる飼い主さんたちからは評価されていません。
コンボの評価|まとめ
食いつきがとにかくいいのがコンボの特徴です。ホームセンターやスーパー、ペットショップなどでも見かけ、入手しやすいところも人気の秘訣でしょう。
けれども使用されている原材料には多くの不安が残ります。果たして本当に猫に与えていいのかと、与えることをためらう飼い主さんもいます。