グレインフリーかつ無添加のキャットフードであるメリック。穀物や添加物による影響が心配な飼い主さんたちから人気ではあります。ただし、原材料の表記の仕方にはあいまいさが残り、100%安心して食べさせられるとは言い切れません。
キャットフードお品書き♪
メリックのキャットフードの特徴
穀物を使用していないグレインフリーのキャットフードなのは素晴らしいところです。猫の消化器官は穀物を消化するのに適しておらず、消化しようとするととても負担がかかってしまいます。
けれどもメリックのキャットフードには、その穀物が一切使用されていません。そのため猫の体にとって非常に優しいキャットフードと言えるでしょう。
化学的に作られた人工添加物も一切使用されていません。一般的なキャットフードで使用されている添加物の中には猫の体内に蓄積され、健康に害を及ぼす恐れがあるものもあります。けれどもメリックにはそのような添加物は使用されていないため、安心して食べさせることができます。
主原料に骨なしチキンを使用しているところも好感が持てます。猫が健康的に生活していく上で必要な動物性のたんぱく質をしっかりと摂り入れることができるでしょう。
猫はもともと肉食動物です。大昔は狩りをして生活していました。その際主に食べていたのは鶏を始めとする家禽類です。
メリックのキャットフードには骨を抜いたチキンが使用されているため、猫の本来の食生活に近い食事ができます。より健康的な体になっていくことでしょう。
原材料の中にクランベリーが含まれており、キナ酸を摂ることができます。キナ酸は膀胱炎の予防に効果があると言われている成分です。特に避妊後の猫には摂ることが推奨されています。
オメガ3脂肪酸が含まれているのも注目すべきポイントです。オメガ3脂肪酸は毛艶をよくするためには欠かせない栄養素です。他にも脂肪肝を防ぎ、肝臓の調子を整える働きもあります。
メリックのキャットフードに含まれている原材料で気になる点
メリックの原材料は基本的には上質なものです。グレインフリーで無添加な上価格も手頃なのが特長です。けれども原材料の表示の中にはいくつか気になる点もあります。
原材料の表示を見ると
- チキンミール
- ターキーミール
- エンドウ
- ナチュラルポークフレーバー
- ナチュラルチキンフレーバー
- セルロース粉
などの粗悪原料が記されています。
「ミール」とは家畜や家禽の体から、様々な部分を取り出し混ぜあわせてミンチのように加工したものを指します。製造過程によっては鶏のトサカや足、くちばしなどが含まれていることがあります。「ミール」という表記では、どのような肉が使用されているのか非常にあいまいになってしまいます。
エンドウはアレルギー性の高い原材料で、猫によっては症状を発症してしまう恐れがあります。摂りすぎると下痢や嘔吐などをしてしまう猫もいます。
かさ増しのためのセルロース粉や、食いつきをよくするための「〇〇フレーバー」という原材料は、栄養をほとんど持っておらず、使用されていない方がいいものです。
メリックの口コミ
メリックのキャットフードを与えた愛猫家の口コミを見てみましょう。
【良い口コミ】
食いつきがとてもいいです。いつも美味しそうに食べています。小粒だからがっつきにくいのもありがたいです。別のものを与えていた時は吐いてしまっていたのですが、メリックに変えてから吐かなくなりました。
グレインフリーで、価格が手頃なものを探していたらメリックを見つけました。無添加なところも安心して食べさせられます。袋にチャックが付いているのも便利です。
【悪い口コミ】
あまりにも小粒すぎて、うちの猫は食べにくそうでした。最初のうちは少しかじっていましたが、だんだん食べなくなってしまって。猫の好みもあるようですが、メリックはちょっと小さすぎる気がします。
うちの猫は食いつきませんでした。匂いを嗅がせても興味も示しません。グレインフリーで無添加だから食べさせたかったけど……難しそうです。
メリックのキャットフードは原材料の表記が曖昧で100%安全とは言えない
お手頃な価格でグレインフリーかつ無添加なのはメリックの魅力ではあります。けれども原材料表記があいまいなところがあり、安全性には疑問が残ります。
「ミール」は必ずしも悪いものとは限りませんが、もしかしたら粗悪な副産物などが含まれているかもしれないという不安は拭えません。
たんぱく質の量や粗脂肪量などは十分なので、成長過程にある子猫や元気な成猫にもおすすめです。合成酸化防止剤なども使用されていません。その点は安心できます。
もう少し表記のあいまいさがなくなったら、より安全なキャットフードと感じられるかもしれません。
メリックの評価|まとめ
メリックは手頃な価格でグレインフリーの食事を与えることができるキャットフードです。穀物が猫の健康に及ぼす影響が不安な飼い主さんにはおすすめです。
ただし、原材料の表記にあいまいさが残ります。その点が安全性を疑いたくなってしまいます。品質は100%安全とは言い切れないでしょう。