栄養バランスのいいドライフードは猫にとって健康を支えてくれる大切な栄養源です。
しかし、そんなドライフードも猫が食べてくれなくては意味がありません。
子猫や老猫、病気で弱っている猫や口の中が荒れている猫など、さまざまな理由でうまく食べられないというとき、ドライフードを砕いてあげるといいですよ。
ここでは、ドライフードを砕く理由や方法についてご紹介していきます。
キャットフードお品書き♪
キャットフードはどういう時に砕けばいい?
ドライフードはカリカリと呼ばれることもある通り、猫がカリカリと美味しそうに食べるものです。
ウェットタイプに比べて歯の健康にもいいと言われており、歯のトラブルも予防できるという話もあります。
栄養バランスのいいものが多く、ぜひとも食べて貰いたいものですよね。
猫がドライフードを美味しそうに食べてくれる場合、何の問題もありません。
しかし、場合によってはドライフードをうまく食べられないということもありますよね。
たとえば、猫がまだ幼い子猫である場合、十分に発達していない顎ではドライフードがうまく噛み砕けず、食事の度に大変そうであったり、時間がかかってしまっていることもあります。
それは老猫であっても同じで、噛む力が衰えてしまった結果、今まで問題なく食べていたドライフードがうまく食べられないということもあります。
また、病気の猫など事情があってドライフードを食べて貰いたいのだけれど、なかなか食べてくれないという問題が発生することもあります。
こういった問題が発生したとき、ドライフードを砕くという方法が光ります。
砕いたドライフードを子猫用のミルクや、ウェットタイプのキャットフード、もしくはいつもおいしく食べているご飯に混ぜて与えることで、ドライフードが食べづらいという問題をクリアすることが出来るかもしれないのです。
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キャットフードを細かく砕く方法はどんなものがあるの?
それでは、どうやってドライフードを砕けばいいのでしょうか。
キャットフードの砕き方はさまざまなものがあります。猫がカリカリと食べている音を聴くと分かりますが、ドライフードは意外と固いものです。
叩けば砕けるだろうと思うかもしれませんが、やってみると結構大変だったりもします。
手っ取り早く砕きたい場合、包丁で切る方法やビニール袋に入れてペンチで砕くというやり方があります。
この方法ですと、少ししか砕けないかもしれませんが、とりあえず小さくはなります。
骨は折れますが、手ごろに試せるというメリットがありますね。
少し小さくするだけでいいという場合にはこの方法で十分でしょう。
すり鉢や乳鉢を使う方法もまた、少し砕きたいという場合にちょうどいいやり方です。
ウェットフードやミルクなどとついでに混ぜ合わせることも出来るので、手間もかかりません。
粉状にまでする必要はないという場合は、この方法でも大丈夫だと思います。
しかし、もっと砕きたい場合はどうでしょうか。
たとえば、ピルクラッシャーを使うという方法もあります。
ピルクラッシャーとは名前の通り、錠剤を粉状にする道具です。
これを使用すればドライフードも粉状にすることが出来るので、ふりかけのようにしてしまいたい場合に役立ちます。
フードプロセッサーやミルサーといった道具を使用する人もいます。
ドライフードを粉状にしたい場合、もっとも簡単に、かつ粉々にできるのがフードプロセッサーです。
カットチョッパーなどがあると、用意するたびに粉々に出来るのでちょうどいいかもしれませんね。
一番効率のいいキャットフードの砕き方はフードプロセッサー
さて、ドライフードを砕く方法の中で一番効率がいいのはどれでしょうか。
やはり、フードプロセッサーを使用した方法があげられます。
ドライフードを粉々にしたい場合、ピルクラッシャーを使用すると2、3粒ごと少しずつ粉々にしていかなくてはならないので、かなり時間がかかります。
猫のご飯の度に1時間近く砕き続けるのは大変ですよね。
1度や2度ならず、それが毎日となると人間の負担もそれだけかかります。
その点、フードプロセッサーですと、大量のドライフードをいっぺんに粉状にすることが可能です。
ピルクラッシャーを使用する場合に比べて、かなりの時間短縮になります。
砕ききれなかった場合の対処も、ピルクラッシャーに比べると軽い負担で済みます。
これなら忙しい人でも安心ですよね。猫も待たせなくて済みます。
効率化を考えるのならば、ぜひともフードプロセッサーの使用を考えてみてください。
ドライフードを砕く目的で新しく購入するならば、小さめのものを選ぶとちょうどいいと思います。
Amazonや楽天などで調べてみますと、ペットフードを砕く目的で購入されている方のレビューも確認できますので、それらを参考に最適なものを探すといいでしょう。
場所を取ることもなく、使いやすいものを選ぶといいですよ。
猫がドライフードを食べづらそうにしている時は砕いてあげましょう
さまざまな事情で猫がドライフードを食べづらそうにしている場合は、砕いてあげてみてください。
ドライフードを砕く方法は、すり鉢や包丁、ピルクラッシャーなどを使う方法もありますが、効率よく粉状にしたい場合は、フードプロセッサーの使用をオススメします。