猫ちゃんがなりやすい病気の一つに、腎臓病があります。
一度壊れてしまった腎臓は元には戻らないともいわれますが、毎日の食事を管理することでそれ以上悪化するのを防ぐことができます。
栄養バランスに優れた質の良いキャットフードを食べさせることで、腎臓病であっても長生きできる猫ちゃんもたくさんいます。
キャットフードお品書き♪
猫の腎臓病を予防する方法とは?
猫の腎臓病を予防する方法にはなにがあるのかを見てみましょう。
質の悪いキャットフードを与え続けることで猫は腎臓病になりやすい
実は、国産の安いキャットフードばかり食べさせると、猫は腎不全などの病気にかかりやすくなります。
愛猫の食いつきが良いので、つい食べさせてしまいがちですが、気づかないうちに腎臓などの臓器に負担がかかってしまうのです。
実は、乾燥したカリカリの餌は腎臓にはあまり良くありません。どちらかというと、ウェットフードの方が猫ちゃんの腎機能には良いようです。
もちろん、飼い主の手作りした餌も良いのですが、作るのがわりと大変だと思います。
腎臓病の猫の場合、制限するべき栄養素もたくさんあります。
たとえば、リンなどの成分も制限する必要があるのです。
しかも、愛猫の口に合わなければ、食べる量が次第に減ってきて体重まで激減してしまいます。
人間が食べても問題ないぐらいに質の良いキャットフードがおすすめ
腎不全の猫が食べることで、健康を取り戻したといわれるキャットフードがあります。それが、シンプリーキャットフードです。
動物愛護先進国として名高いイギリスで、動物栄養学者と企業の共同開発によって作り出されました。
シンプリーの原材料は、穀類が不使用であり、品質の良いタンパク質がしっかりと含まれています。
1.5㎏が3,960円(税抜)と高価ですが、腎臓病の愛猫には最適なフードです。
栄養のバランスが良いだけでなく、猫がおいしく食べられる味付けもされています。
一度腎臓病になれば完治はしないとも言われますが、腎機能が25%働いていれば充分普通に生活できるのです。
ですので、なるべく早めに腎臓病に気づいて食事療法を続けていけば、愛猫はしっかり長生きできます。
あなたも、安い国産のキャットフードを愛猫に食べさせるのは今すぐやめましょう。
まだ元気な猫ちゃんでも、腎臓病予防に役立つ質の良いキャットフードを食べさせるのがおすすめです。
腎臓病予防のためにできることは?
猫の腎臓病予防のためにできる事について詳しく説明していきます。
猫の食事管理はしっかり行いましょう
愛猫が腎臓病になってしまっても、しっかり食事管理をすれば腎機能を維持できます。
その場合は、リンやナトリウムなどの成分を抑え、タンパク質を摂りすぎないようにさせましょう。
また、オメガ3脂肪酸を多く摂取できる食事を心がけることが必要です。
これらの食事管理は、まだ腎臓病になっていない子猫のときからしておくことで、腎臓病予防にもつながります。
飼い主自身がこれらの条件を満たす食事を手作りするのは大変なので、市販のキャットフードに頼るという方法もあります。
たとえば、ヒルズの「サイエンスダイエット プロ」なら、猫ちゃんの腎臓や心臓を守るためのミネラル分やタンパク質が多く含まれているのでおすすめです。
ドライフードだけのラインナップで300gが650円~となっているので、猫ちゃんの健康のために日頃から取り入れるのもいいでしょう。
高齢の猫ほど腎臓病を発症しやすいので要注意
猫ちゃんの腎臓病は、高齢になるほど発症しやすいようです。
その原因は、血液の中に存在するネフロンという物質が加齢とともに減ってくるためではないかといわれています。
つまり、若い頃は健康的な猫ちゃんでも、年齢を経れば腎臓病にかかる確率が高くなるのです。
腎疾患は、悪化するまでなかなか症状が出にくい怖さがあります。
日頃から動物病院で定期検診を受けさせるなどして、なるべく早いうちに病気を発見できるようにしておく方がいいでしょう。
また、高齢の愛猫を腎臓病から守るキャットフードには、ドクターズダイエットの「ハイシニア」があります。
特徴は、11歳以上の老猫のために作られており、リンやナトリウムの量を少なくしていることです。
こちらもドライフードだけのラインナップで、1.5㎏が1,990円となっています。
もし、猫ちゃんがまだ若くても、腎不全を患っているなら「ハイシニア」を食べさせましょう。
愛猫の体をいたわるキャットフードを食べさせることで、腎疾患を抱えていても健康的に生き続けさせることが可能となります。
腎臓病のサインを見逃さないように気を付けよう
もともと、猫はあまり水を飲みません。
もし、水を飲む回数が増えてきて、薄い色の尿をたくさん出すようになったら、腎臓病の疑いがあります。
トイレへ行く回数が増えたり、おしっこの臭いが変わってきたりした場合も同様です。
猫ちゃんは体調が悪くても言葉でそれを飼い主に伝えることができません。
だからこそ、飼い主がしっかりと日頃から様子を見て、腎臓病のサインを見逃さないようにすることが大切です。