キャットフード基本情報

【キャットフード知識】缶詰の理想的な与え方

猫と缶詰

キャットフードには「ドライタイプ」と「ウェットタイプ」の二種類があります。
ドライタイプは猫を飼っている皆さんには「カリカリ」の名で親しまれていますよね。
一方ウェットタイプは「猫缶」、つまり缶詰タイプが一般的です。
今回は缶詰タイプのキャットフードの特徴から理想的な与え方まで詳しくご説明します。

缶詰タイプのキャットフードの良い所

缶詰=非常食・美味しくない、といったイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
でも缶詰は食材を新鮮な状態で密閉し、無酸素の状態を維持することのできるユニークな加工法。
人工的な酸化防止剤を使用することなく、美味しさと安全を両立できるのです。

「猫缶」に関してもそれは同じこと。缶詰タイプのキャットフードの多くは新鮮な肉類や魚類を主原料にしています。
開けたての缶詰のフレッシュで美味しそうな匂いは、猫ちゃんたちの食欲を大いに刺激してくれるでしょう。
キャットフードには、時として人間用には使用が禁止されている危険な酸化防止剤が使われることもありますが、缶詰タイプのキャットフードであれば、そういった有害添加物が使われている心配も低く、安全だと言えます。

また、缶詰タイプのキャットフードは「ウェット」、つまり水分を含んだ状態です。
猫の体内で水分が不足してしまうとマグネシウムやリン、カリウムなどのミネラル分が増えすぎてしまいます。
するとおしっこのphバランスが崩れ、尿路結石や膀胱炎などの病気を招く危険性が。

猫の尿路結石予防については「猫の尿路結石の予防法!どんなキャットフードを選べばいい?」をご覧ください。

しかし、砂漠に暮らしていた祖先をもつ猫たちは、少ない水分量でも生きていけるような体の構造になっているため
水分を摂取することは元来あまり得意ではないのです。
缶詰タイプのキャットフードであれば、ご飯と一緒に水気を摂れるのが良い所ですね。

缶詰タイプのキャットフードの注意すべき所

このように一見いいことづくめの缶詰タイプですが、注意してほしいところもいくつかあります。
まず、今言ったように水分を多く含む缶詰タイプのフードは「カリカリ」よりもカロリーが低い傾向にある点です。

「たくさん食べているから大丈夫」と思っていたら、猫の一日に必要なカロリーに達していなかった…そんなことにならないよう、愛猫の必要カロリーをきちんと把握し、それを満たすだけの量の缶詰を与えるようにしましょう。

その場合、与える缶詰の量が中途半端な量になるかもしれません。
一度で一缶を食べきらない場合は保存が必要になりますが、ここでも注意!
まず、保存する場合は「缶のまま」ではなく別の容器やラップに取るようにしましょう。
開封した缶は密閉できないので、空気に触れて酸化が進んでしまうためです。

そして保存は必ず冷蔵庫で!同じく酸化防止のためでもありますが保存料が使用されていない缶詰の場合、常温で保存すると腐敗してしまうこともあるからです。
いずれにしても、あまり長時間保存することは避け、早め早めに食べきるようにしてくださいね。

保存方法については「キャットフードは鮮度が命!元気に食べてもらうための保存方法」で紹介しています。

さらに、缶詰タイプのキャットフードをメインに与える場合にはぜひ気をつけてほしいことがあります。
「一般食」ではなく「総合栄養食」と書かれたフードを選んでほしいのです。
「総合栄養食」とは分かりやすく言うと
「このフードと水さえあれば猫は必要な栄養素を摂取できる食事」ということ。

これに対して「一般食」はいわゆる「オヤツ」です。
しかし実は、缶詰タイプのキャットフード、中でも価格の安い猫缶のほとんどが「一般食」なのです。
言うまでもなく、猫はオヤツだけでは必要な栄養をまかなえません。
猫缶を購入する際には注意してくださいね。

缶詰選びのご参考になるように、ここでおすすめの猫缶を二つご紹介します。

カナガンキャットフード チキン&サーモン

人口添加物不使用、グレインフリーのカナガンのキャットフードです。
原材料は「チキン・チキン煮汁・サーモン、タピオカ・サンフラワーオイル・ビタミン・ミネラル」と、とってもシンプル!「まるで人間用」と驚く飼い主さんも多いプレミアムな猫缶です。

アニモンダ カーニーオーシャン ホワイトフィッシュ

原材料は「ホワイトツナとエビ」の二つだけ!厳選した海の幸を一番新鮮な状態で缶詰めに加工した逸品です。
人口着色料・香料・保存料を含まないのはもちろんのこと、遺伝子組み換え食品も不使用。
本当に安全な猫缶です。

アニモンダのキャットフードには他にもたくさんの種類の優れた猫缶がありますので、猫ちゃんの好みを探すのも楽しいことかもしれません。
とはいえ、品質のいい猫缶は一缶500円以上することもあり、かなり高級なものです。
そこで、にゃんこも人間も嬉しい、缶詰タイプのキャットフードの与え方を考えてみました。

カリカリも併用して!理想的な缶詰めの与え方

このように缶詰タイプのキャットフードには、「おいしさ」や「安全」などの良い点がある一方保存には注意が必要であることや、「総合栄養食」の缶詰は高級すぎるといったデメリットも。
また、ウェットタイプのフードだけを食べている子は歯石沈着などのトラブルを起こしやすいという説もあります。

そこでご提案したい理想的な猫缶の与え方は、ずばり、「カリカリと併用する」ことです。
カリカリと混ぜてあげることで一日に必要なカロリー量をクリアしやすくなります。
それでいて、ドライタイプのフードだけだと不足しがちな水分を補えるので、一石二鳥です。
どのくらいの割合で混ぜるかは、愛猫の様子を見ながら考えてあげてくださいね。

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