キャットフードご紹介

悪いウワサもあるけれど、ロイヤルカナンって本当はどんなキャットフード?

ロイヤルカナンキャットフード

多くの飼い主から親しまれているロイヤルカナンですが、良くない口コミも広がっています。本当はどのようなキャットフードなのでしょうか。ロイヤルカナンの開発秘話や、フードを食べさせたときの口コミ、使用されている原材料についてご紹介いたします。

高品質な製品を目指すロイヤルカナン

ロイヤルカナンは1968年、南フランスの獣医師ジャン・カタリー博士によって誕生しました。博士は犬の皮膚疾患などの研究を重ねるうちに「薬ではなく食事でトラブルの治療ができないだろうか」と考え、オリジナルのレシピを開発しました。

現在では、犬だけにとどまらず猫のフードもたくさん開発され、ロイヤルカナンの製品には世界中のペットを愛する飼い主から厚い信頼が寄せられています。

ロイヤルカナンのフードは、ペットの品種や体型、ライフステージ、健康状態に合わせてフードが選べるようになっているのが大きな魅力です。50種類あまりの栄養素を最適なバランスで配合し、さらに噛みごたえや香などの「おいしさ」にもこだわっています。

着色料が不使用なのはもちろん、気密性が高いパッケージを採用しフードができるだけ酸化しないような工夫も施されています。犬や猫の味覚や嗅覚はとても敏感で、わずかな酸化でも嫌がるからです。

ロイヤルカナンの良い口コミと悪い口コミ

実際にロイヤルカナンのキャットフードを与えている飼い主は、どのように評価をしているでしょうか。良い口コミだけではなく悪い口コミについても集めてみました。

【良い口コミ】

ロイヤルカナンの口コミAさん
ロイヤルカナン 腎臓サポート・ドライ

急激に痩せて体調が悪い日が続いたので、病院に連れていったところ腎不全との診断を受けました。このフードに切り替えてからは、病状が改善され体重も増えました。いまでは夜中に走り回るほど元気です。

ロイヤルカナンの口コミBさん
ロイヤルカナン 消化器サポート・ドライ

二匹の猫を飼っていますが、上の子があまり食べてくれないので獣医師に相談をしてみました。すると、どうやら体質的に消化器官が弱いようでした。こちらのフードをすすめられて切り替えてからは、少しずつ体重が増えてきたのでほっとしています。

ロイヤルカナンの口コミCさん
ロイヤルカナン エイジングケア・ステージ1・ドライ

うちの子が高齢になってきたので、こちらのフードに切り替えてみました。とても気に入ったようで、よく食べています。嫌いなフードには、見向きもしないタイプです。少し値段が高いですが、元気に長生きしてもらいたいので続けていこうと思います。

【悪い口コミ】

ロイヤルカナンの口コミDさん
ロイヤルカナン PHコントロール2・ドライ

好き嫌いがあるニャンコさんですが、こちらのフードはよく食べてくれます。気に入ってくれたのは良いのですが、おいしいのか食べすぎて太ってしまいました。値段も安くはないので、別のフードの検討をはじめました。

ロイヤルカナンの口コミEさん
ロイヤルカナン FHN・インドア・ドライ

とても評判が良いフードのようだったので購入してみました。食欲をそそる匂いや味は好きなようですが、粒が大きいのか食べづらそうです。余らせてしまうのはもったいないので、とりあえず今は軽く砕いてから食べさせています。

ロイヤルカナンの口コミFさん
ロイヤルカナン 肝臓サポート・ドライ

肝臓が悪いので、これまでのフードに少し混ぜて与えてみました。しっかり食べてはくれたのですが、お腹を壊してしまいました。病院に連れて行って獣医師に相談したところ、混ぜて与えるのはよくないとのことでした。体質にも合わないようだったので、もったいないですが処分しました。

製造工程も徹底的に管理されてつくられています

ロイヤルカナンのキャットフードは、標準的なタイプから味わいや食感を楽しむタイプ、胃腸が過敏な猫用タイプなど、さまざまな種類の商品が販売されています。

原材料の表示上位食材は、肉、超消化性小麦、コーングルテンなどです。また全てのフードに共通して配合されているのは、γ-リノレン酸・ビオチン・ビタミンB群などの猫の毛を美しく保つための栄養素と、必須脂肪酸で、これらがバランスよく配合されています。

フードを製造する工場は、国際標準化機構が定めている規格を導入。原材料の品質や安全性に加え、製造や加工においても厳しく品質管理が行われています。しかも全てのパッケージに追跡調査のためのトレーサビリティコードが印字されているので、原材料の調達から製造・加工、流通、販売の履歴が追跡できる仕組みになっています。

知っておきたいロイヤルカナンに含まれる心配な成分

ロイヤルカナンのフードで気になるのは、まず小麦が使用されている点です。猫は本来、肉食動物ですので腸が短いため小麦などの穀物の消化が苦手です。さらに、アレルギーの原因にもなってしまう場合がありますので、注意が必要です。

酸化防止剤として使用されている「BHA」や、「没食子酸プロピル」が使用されている点も気になります。「BHA」と「没食子酸プロピル」はどちらも、発がん性があるとの研究結果が出ています。

ですから日本では、特に「BHA」は人の食品への使用が禁止されています。近年は、ペットフードへの使用を控える企業も増加傾向にあります。人への使用が禁止されているものを、同じ動物である猫に与えて良いわけがありません。ただちに健康に影響が出るわけではありませんが、小さな体が摂取し続けるのは少し心配です。

それでもロイヤルカナンは多くの飼い主に選ばれている

気になる食材や成分が含まれているロイヤルカナンですが、猫の品種や体調に合わせてフードが選べるため人気があります。フードを切り替えてから食事ができるようになった、体調が回復したといった意見も多いです。

健康を維持するために大切なのは、体質と味覚に合った食事です。いくら栄養が満点で高級な食材でつくられていても、ペットの味覚に合わずに食べてくれなければ意味がありません。

フードを選ぶとき、品質はもちろんですがペットの体質や体型、ライフステージ、味覚など総合的な観点から選ぶことが大切です。日頃の小さな変化にもしっかりと気を配り、特に療養食などは獣医師に相談をしながら与えましょう。

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