キャットフード基本情報

シニア用のキャットフードの選び方とは?質の良いタンパク質を使ったものを

シニア用のキャットフード

最近では、人間と同じように猫の平均寿命も長くなってきました。可愛い愛猫と長い間一緒に暮らせるのは、とても幸せなことですよね。でも、猫も歳をとると体の機能が弱ってきますので、若い頃と同じ暮らしをさせるわけにはいきません。

特に食事は、消化機能が落ちてくる7歳以上のシニア猫にとって、長生きできるかどうかのポイントになってきます。シニア猫にとって最適な食事とはどんなものかを飼い主が良く知り、健やかな老後を過ごせるように良質なフードを与えてください。

7歳以上のシニア猫は消化機能が落ちてしまう

人間も歳をとると内臓や消化器系が弱ってきますが、これは7歳以上のシニア猫も同じです。内臓に負担がかかるような食事をさせていると、寿命を縮めてしまうことになりかねません。猫が一番消化吸収しやすいのは動物性タンパクですので、肉材料をメインとしたフードが最適です。

また、一部の安価なキャットフードに使用されている添加物や粗悪な原材料は、消化機能を低下させてしまうおそれがあります。ただでさえ弱ってきている体に負担をかけないためにも、質の良いフードを与えましょう。

間違っていない?シニア用のキャットフードの正しい選び方

市販のキャットフードのイメージから、多くの人がシニア用には低タンパクで低脂肪のものが良いと考えているかもしれません。しかし、最近の研究で、老猫は6歳までの若い猫に比べてより高タンパクな食事が必要だということが分かってきました。

では、具体的にどんなフードが最適なのでしょうか?シニア猫の健康に良いキャットフードの選び方のポイントを、3つに分けて解説していきます。

腎臓の負担を軽減するのに大事なのはタンパク質の「質」

市販されているシニア用のキャットフードの多くは、腎臓に負担がかからないようにという目的で、タンパク質の量を減らしています。しかし、使用されているタンパク質が良質なものであれば、多く含んでいても腎臓に負担をかけずに済みます。

健康でいるためには筋肉を維持する必要がありますので、筋肉の素となるタンパク質は、ある程度以上摂取しなければなりません。成分比率で言うと、タンパク質が30%程度含まれているフードが理想的です。しかし、タンパク質を豊富に含んでいるといっても中には、廃棄物や副産物、4Dミート(死骸や病気の動物の肉)などの粗悪な動物性タンパクを含んでいるものもありますので、こうした粗悪な材料を含んでいないものを選びましょう。

脂質は15~20%含まれているものを選ぶ

歳をとると活動量が減るので、日常的に消費するエネルギーも当然少なくなります。しかし、消費エネルギーが減ったからと言って、脂質を極端に減らすのは間違いです。あまりに低脂質なごはんを与えていると、日常生活を送るためのエネルギーが足りなくなってしまいます。

人間は糖質から先にエネルギーに変えていく回路を持っていますが、猫は脂質から先にエネルギーに変え、糖質は脂肪に変換して体に蓄積します。成猫期に脂質の割合が高めのフードを与えていたなら、15~20%程度脂質を抑えたフードに切り替えるだけで十分でしょう。

消化機能を低下させないためにも添加物の少ないものを

一部のキャットフードには、人間用の食品には使用が禁止されている危険な添加物が含まれています。発がん性のあるものや、消化機能を低下させてしまうおそれのあるものは、老齢の猫にとって大きな負担になります。長生きをさせるためには、極力添加物を含んでいないフードを選ぶべきです。

消化に良いと思って、ドライフードからウエットフードに切り替える飼い主が多く見受けられますが、ウエットフードには防腐剤が含まれている場合が多いので注意が必要です。歯が衰えていてドライフードを噛むことが難しいなら、お湯でふやかして与えると良いでしょう。

また、4Dミートや副産物などが原材料に使用されている場合、輸送の段階で有害な保存料が使用されている可能性がありますが、この場合輸送時に使用した保存料を原材料に表示する義務はありません。ですから原材料に添加物が記載されていなくても、具体的な食肉の名前(チキン、サーモンなど)ではなく「肉類」と表示されているものは避けてください。

シニア用のキャットフードを選ぶ際は、動物性タンパクとして良質な肉や魚が含まれており、脂質もある程度含まれているものが最適でしょう。また、内臓を労わって長生きさせるためにも、添加物が極力少ないフードを選ぶことも大切です。

どのキャットフードが良いの?理想的な栄養比率のフード一覧

良質なタンパク質と脂質が十分に含まれており、添加物の少ないキャットフードは多くありません。ホームセンターなどで市販されているシニア用フードの大半は、低タンパク低脂質という栄養バランスです。

そこで最近、ネット通販で購入できるプレミアムフードに注目してみましょう。ここでは、プレミアムフードの中でも、シニア猫に最適な栄養バランスの商品をいくつか紹介します。商品名とタンパク質:脂質の比率(%)を併せて記載しますので、フード選びの参考にしてください。

・カナガンキャットフード…37:20%。トウモロコシの代わりに消化の良いサツマイモを使うなど、猫の健康に配慮した原材料が特長。グレインフリー(穀物不使用)

・シンプリーキャットフード…37:20%。魚を主原料としたプレミアムフード。リニューアルしてからは完全なグレインフリーに。

・モグニャンキャットフード…30:16%。ヒューマングレード(人間が食べても問題のない品質)の白身魚が主原料。グレインフリー。

上で紹介した3つのプレミアムフードは、いずれも添加物や4Dミートが含まれていない安全な商品です。タンパク質と脂質の比率がちょうど良い無添加のキャットフードは他にもあるのですが、猫が消化しにくい穀物を使用しているものは、消化機能が弱っているシニア猫にはおすすめできません。

長年一緒に暮らしてきた大切な家族には、1日でも長生きしてほしいものですよね。愛猫の健康をサポートするために、老齢の猫にとってどんな食事が理想的かをよく把握しましょう。安全でバランスの良いフードを選んであげることで、病気のリスクが減り、健康な老後を過ごさせてあげることができます。

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