猫の変化・病気・症状

エサを食べない!そんなときは愛猫の状態に合わせて工夫しよう

キャットフードを食べない

環境の変化や飽きが原因で、いきなりエサを食べなくなる猫がいます。そのようなときは慌てずに、フードを工夫したり食事環境を見直したりしてあげましょう。また、穀物を使用していないキャットフードを与えることで食欲が増進することもあります。

今まで喜んでいたエサを突然食べなくなったときの理由と対処法

今まで食べていたキャットフードにいきなり口を付けなくなったら、主に

  • そのフードに飽きた
  • 食事環境が悪い
  • 体調不良

という3つの原因が考えられます。

エサを食べないだけではなく、

  • 下痢や嘔吐など別の症状がある
  • ある程度時間が経っても、何も食べようとしない

などの場合は、体調不良が原因である可能性が高いので、動物病院に連れて行きましょう。

何も口にしない時間の目安は、

  • 成猫 24時間以上
  • 子猫 12時間以上

です。これだけ長い時間、何も食べないのは明らかな不調のサインですので、早急に対応しましょう。

体調不良以外が原因でキャットフードを食べない場合は、どのように対処したら良いのでしょうか?ちょっとした工夫で一気に食い付きが良くなることがあるので、愛猫の性格に合わせて、以下の方法を取り入れてみてください。

飽きが原因でキャットフードを食べないときの対処法

猫はほかの動物と比べるとグルメであると言われています。少しでもおいしくないと感じたり、食べ飽きたりすれば、なかなか口を付けてくれません。

しかし、エサを食べないからといって、すぐほかのキャットフードに変えるのはやめましょう。このようなキャットフードの切り替え方をすると、少しでも好みに合わないものは拒否すればすぐに変えてもらえると学習してしまいます。

キャットフードそのものは変えずに、トッピングや品質管理などを徹底することで様子を見ましょう。

かつお節を混ぜる

おいしそうな匂いを嗅げば食欲が増進するので、かつお節をキャットフードにふりかけてあげるのがおすすめです。煮干しや鶏のささみなど、ほかの食品でも代用は可能ですが、それだけを食べてエサを残すこともあるので気を付けましょう。

ドライフードとウェットフードを併用する

猫の健康を考えると、基本的にはドライフード(通称カリカリ)をメインに与えるのがおすすめです。パウチや缶に入った柔らかいウェットフードばかり与えていると、噛む力が弱くなってしまいます。

しかし、猫の食い付きはウェットタイプのキャットフードのほうが良いと言われています。週に1、2回ほどウェットフードを与えれば飽き防止になります。ドライフードを食べないときは、ドライフードに少量のウェットフードを混ぜるのも良いでしょう。

ただし、ウェットフードにはたくさんの添加物が含有されているものも多いようです。購入する前に、必ず原材料をきちんと確認しましょう。

キャットフードの品質は劣化していないかチェックする

たとえキャットフードの賞味期限が切れていなくても、開封してしばらく経ったエサは匂いや風味が落ちてしまいます。開封したあとはキャットフードの保存方法にも気を配り、できるだけ新鮮な状態で食べさせてあげてください。

食事環境が原因でキャットフードを食べないときの対処法

猫はデリケートな生き物ですので、普段と少し環境が異なるだけで食欲がなくなることがあります。食い付きが悪いときは、エサを食べさせる場所や食器に変わりがないかチェックしてみてください。

落ち着いた場所で食べさせる

騒音や煩わしさがある場所では、落ち着いて食事することができません。それは人も猫も同じです。いつもと同じ場所で食べさせてあげるのが一番ですが、それができないときには愛猫が落ち着ける環境を用意しましょう。

毎日同じ時間帯にエサを与える

必ずしも毎日同じ時間ぴったりにキャットフードを与える必要はありません。しかし、生活リズムを崩さない程度にはエサを与える時間帯にも気を配りましょう。食事と食事の間隔が近いと、食欲が落ちてしまいます。

食器の汚れ・匂いをチェック

猫は綺麗好きですので、容器に汚れや匂いが残っていると、それだけでエサを食べる気をなくします。食事を終えたら食器は丁寧に洗い、いつも清潔にしておきましょう。

また、食器を変えたらエサを食べなくなることもあります。そのような場合は、今まで使っていた容器に戻すか、食べてくれるほかの食器に変えてあげましょう。形状はシンプルなデザインで清潔感があり、浅い容器がおすすめです。

家族以外の人やほかの猫の存在

猫は慣れ親しんだ環境が変化することを嫌います。それは人間やほかの猫の存在が増えることも同様です。見知らぬ人や猫がいる場合、緊張したり警戒したりすることが多いので、食欲が減退します。

また、多頭飼いをしている場合、立場が上の猫に遠慮して食が細くなることがあるようです。その場合は一斉に食事を与えるのではなく、少し時間をずらしてあげると解決することが多いようです。

詳しくは「多頭飼いの場合はキャットフードの与え方に注意しましょう」でも紹介しています。

少食なのは生まれつき?元気に食べてもらうためにキャットフードを見直そう

今まではしっかり食べていたのに、突然エサを食べなくなった場合は、環境や飽きなどに問題があることが多いようです。しかし、もともとあまりエサを食べない、食が細い猫もいます。

健康を保つためには、タンパク質や脂質などの栄養素をきちんと摂らせなければなりません。あまりに少食な場合、必要な栄養素がきちんと摂取できず、健康上の問題が起こる可能性もあります。

もともと少食だと思っていた場合でも、実は食事環境を改善することで食欲を取り戻す猫もいます。まずは上記で紹介した方法でエサの与え方を工夫してみてください。それでも改善しない場合は、キャットフードそのものに問題があるかもしれません。

穀物が多いキャットフードが少食の原因になる

人間にとって炭水化物は欠かすことができない栄養素です。しかし、肉食動物である猫にとっては、さほど必要な栄養素ではありません。それでも、スーパーなどで簡単に手に入るキャットフードには、穀物が大量に含まれています。

猫には不要な穀物がキャットフードにたくさん含まれている理由は、そのほうが安上がりだからです。穀物を大量に使うことでかさ増しができるので、安く売ることができるというわけです。

穀物は腹持ちがいいので、少量でも満腹感があります。そのため、猫によってはすぐにお腹がいっぱいになってしまい、少量しか食べられないことがあるようです。また、猫は穀物の消化が得意ではないため、下痢や便秘を引き起こすことがあります。

下痢になった猫については「愛猫が下痢気味のときはどう対処する?フードを見直してみよう」で詳しく対処法を紹介しています。

穀物が多いキャットフードを与え続けることで、

  • 栄養素を必要量摂取するまでエサを食べきれない
  • うまく消化できないので食べた分量の栄養素を吸収しきれない

などのデメリットがあります。

もし、少食の愛猫に与えていたエサが穀物を大量に使用したものであるなら、ほかのフードに切り替えることをおすすめします。

グレインフリー(穀物不使用)のキャットフードなら、猫に穀物を食べさせることがなくなるのでおすすめです。もちろん、少食な猫でなくても、穀物を食べさせないことで下痢や便秘がなくなり健康を保つことができるため、可能であれば切り替えてあげると良いでしょう。

猫はデリケートでグルメな生き物ですので、ちょっとしたことが原因でキャットフードを食べなくなります。根気よく食べない原因を取り除いてあげましょう。エサに含まれる穀物が原因で少食になっていることもあるので、フードを見直すのも1つの方法です。

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